スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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横浜アリーナ~Bリーグの頂点へ~

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

【概要】

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横浜アリーナは、1989年開館、神奈川県横浜市にある多目的アリーナ。通称横アリ。

元々はキリン、プリンスホテル、横浜市が出資してできた第三セクターとして開業したが、現在は西武鉄道が株式を取得し、子会社としている。近くに西武鉄道は通っていないけど。

 

アリーナ開場のこけら落としは横浜出身の美空ひばりが務める予定だったが、病状が悪化してしまい(公演予定の2カ月後に亡くなった)、松任谷由実のコンサートが実際のこけら落としとなった。

それ以降は横浜出身で75回もの公演回数を記録しているゆずをはじめ、サザンオールスターズ、ポルノグラフィティ、福山雅治、いきものがかりなど数多くのミュージシャンがライブを行っている。

 

その他の主なイベントとしては横浜市の成人式が挙げられる。日本最大規模の成人式で、テレビでは浦安のディズニーランド成人式と共によく取り上げられる。

ちなみに横浜出身の筆者も横浜アリーナの成人式に出席したが、ギリギリに到着して上の方から見ていたのでなんだかよく分からないまま終わったという記憶しかない。

 

なお横浜アリーナができるまでは横浜文化体育で行われていたらしい。

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スポーツイベントも様々に開催されており、特にプロレスではWWEの日本公演など多くのビッグマッチが組まれている。

他にも1993年に東レパンパシフィックオープン(現在は有明コロシアム)、

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2008年バレーボールワールドグランプリ、2009年世界卓球などの国際的な試合のほか、ボクシングでは日本国内初のトリプル世界戦(世界タイトルマッチを3試合同日に行うこと)も行われたことがある。

最近ではBリーグ2017‐18シーズンよりチャンピオンシップファイナルが行われており、数々のドラマの舞台となっている。

 

今回はBリーグ2020‐21シーズンファイナル、千葉ジェッツvs宇都宮ブレックスの第1戦を観戦したのでその模様をお届けしたい。

シーズン1位の成績を収めた宇都宮ブレックス、2位の成績を収めた千葉ジェッツの試合は、まさに激闘と呼ぶにふさわしいものであった。

【アクセス】

最寄まで★★★★★

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最寄はJR新横浜駅。新幹線のぞみがすべて停車する、遠征には非常に便利な駅だ。

新横浜は昔は本当に何にもない場所だったが、最近はビジネス街として急速に発展してきている(反対側の篠原口に行くと何もなかったころの新横浜の実情を知ることができる)。

 

最寄から★★★★★

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新横浜には横浜アリーナの他、横浜F・マリノスのホーム日産スタジアムがある。

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駅を出て右に行くと横浜アリーナに向かう出口がある。横浜アリーナへはこのまままっすぐ進んで5分ほど。

 

【観戦環境】★★★★★

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今回は3階席の最上段の席ではあったが、遠いと言えば遠いもののそれほど不便を感じることはなかった。イメージ的にはさいたまスーパーアリーナよりほんのちょっと小さいかな、という程度。

座席も屋内アリーナの利点を生かしフカフカのクッション性の高い素材が使われいて居心地良い。

 

同じく国内最大規模のさいたまスーパーアリーナはこちら。

sportskansen.hatenablog.jp

 

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入り口は基本的にこの1か所で、そこから左右の階段で2階、3階に上がるようになっている。

 

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2階のコンコース。殺風景で味気ないと言えば味気ないが、広々としておりじゅうたん素材の床で歩きやすい。

雰囲気は映画館に近いものがある。

 

【雰囲気】★★★★★

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コロナの影響で5000人の人数制限はあったが、それでも黄色の2色にくっきり分かれたアリーナは圧巻の光景

コートに向かって吸い込まれていくような錯覚にさえ陥った。

 

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赤いユニフォーム、千葉ジェッツ。船橋アリーナで作り上げてきた演出、そして音圧でチームを鼓舞していく。

千葉ジェッツのホーム船橋アリーナについてはこちら。

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黄色と紺のユニフォーム、宇都宮ブレックス。ブレックスアリーナ宇都宮で培った一体感のある応援で、アリーナ全体を巻き込んでいく。

宇都宮ブレックスのホームブレックスアリーナ宇都宮はこちら。

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それぞれが作り上げてきた応援が横浜アリーナでも発揮され、バチバチにぶつかっていて大変面白い光景だった。

中立地での決勝にはこういった魅力もある。

 

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外にはずいぶん和風なフォントを使った旗があったが、

 

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試合前には歌舞伎役者の尾上右近さんが登場。バスケを題材にした口上を披露し、会場は歓声に包まれた。

Bリーグは時折非常に斬新な演出をするので見ていて飽きないのだ。

 

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また会場内には随所に思わず写真を撮りたくなるスポットが盛りだくさん。こうしたインスタ映えはBリーグでかなり意識している部分であると思われる。

プロ野球やJリーグもこのあたりはもっと力を入れた方がいいだろうなと感じる部分だ。

 

【グルメ】

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会場内には各所にこのような売店があり、簡単にグルメやグッズを購入することができるようになっている。

ただ私の勝手な憶測だが、たぶんお味は誰もが想像できる範囲のもの…だと思う。

映画館で売っている食べ物を想像すればそう間違いはないだろう。見た目からして映画館の売店みたいだし。

新横浜ラーメン博物館がすぐ近くにあるので、そちらで食べるのがオススメ。牛丼などのチェーン店も駅前にたくさんあります。

 

ちなみに写真の下に映っている珍妙な生き物は横浜アリーナのマスコット、ヨコアリくんか、かわいくない…

アラサーで独身というこれまたぶっとんだ設定もあるらしい。

 

【満足度】★★★★★

大規模なアリーナであるが非常に居心地がよく、快適なアリーナだ。

なにより、千葉ジェッツと宇都宮ブレックスのファン同士のぶつかり合い(もめごとではなく)、そして激闘は大変印象深いものとなった。

結果的に、第1戦を制した千葉ジェッツが第3戦にも勝利し、Bリーグで初めての優勝をつかむことになった。

 

今後も横浜アリーナがBリーグにとっての聖地となればいいが、Bリーグも変革の時期にあり今後どうなっていくかは不透明な部分も大きい。

私としてはこの横アリをバスケの聖地として育てていってほしい。ライバルはさいたまスーパーアリーナかな?

 

 

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