注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
春日部市総合体育館(ウイング・ハット春日部)は、2002年竣工、埼玉県春日部市にあるアリーナ。
今回観戦した越谷アルファーズ、そしてさいたまブロンコスといったBリーグでの試合が行われるほか、国体の卓球競技、プロレスやボクシングといった格闘技興行でも使用されている。
で、今回なぜわざわざこの試合を見に行ったのかというと、私が春日部に行ってみたかったというだけである(笑)
春日部は、なんといってもクレヨンしんちゃんの街。
主人公の野原しんのすけの住む野原家、ふたば幼稚園など物語の舞台のほとんどが春日部である。
作者の臼井義人氏も実際に春日部に住んでいたとのことだ。
そのため春日部駅はクレヨンしんちゃんだらけになっているほか、イトーヨーカドー春日部店は期間限定で作中に登場する「サトーココノカドー」として営業したこともあるほど。
今でもこのイトーヨーカドーではクレヨンしんちゃんグッズが実際に販売されている。
とはいえ、春日部は行く理由がないとなかなか行かない場所。
そこで今回越谷アルファーズの試合が行われると聞きつけ、無理やり行く理由を作ったというわけ。
そんなわけで、今回の主目的はバスケというよりは「クレヨンしんちゃん」である(笑)
私自身クレヨンしんちゃんの映画は大体見てきたし、一時期しんちゃんと同い年だったこともあって結構思い入れは強いのである。いつの間にかひろしに近づいてきたがね…。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は東武の春日部駅。…ではなくせんげん台駅。
ただ春日部駅からも1~2時間に1本くらいウイングハット行きのバスがあるので、タイミングが合えばそちらを利用するのも良い。
とはいえせんげん台駅からは30分に1本ほどバスがあるのでそちらの方が便利だし、一応武里駅も30分かかるが徒歩圏内ではある。
またアルファーズのホーム越谷は電車ですぐ近くなので、ウイングハットは実質的なサブアリーナと言える。
ちなみに春日部駅の住所は埼玉県春日部市粕壁。すなわち「かすかべ」には春日部と粕壁の2種類の表記があるのだ。
街の歴史に興味のある人はぜひ調べてみて。
最寄から★★☆☆☆
こちらが春日部駅のバス乗り場。後方にはクレヨンしんちゃんの「オラの街春日部」の看板が見える。
春我部駅で会社帰りのひろしを迎えるシーン好きだったなあ。
【観戦環境】★★★☆☆
試合を見る分には特に問題なく、サブアリーナとしては十分だ。
ただし通路が狭い、アリーナが横長すぎて端っこの席から試合が見にくい、手前のトイレばっかり混んで奥がスカスカ(案内も不十分)といった細かい問題は多々見られる。
ビジョンもないし、まあサブアリーナ止まりかなという感じ。
アリーナの入り口側。アリーナ自体が新しいので、清潔感に関しては問題なし。
でも1階席のベンチは少し硬くてお尻が痛そう。ケツだけ星人できなくなっちゃうよ。
アリーナ全景。やっぱり無駄に広いのでスペースが余ってしまう。
あまりプロスポーツをやる想定では作っていないのだろう。
入り口すぐのコンコース。土足で入れるようにシートを敷いているのが何とも涙ぐましい。
まだまだBリーグには土足禁止のアリーナも残っている(越谷もそのひとつだった)。
【雰囲気】★★★★☆
設備的にはなかなか物足りないところもあるが、以前越谷に見に行った時に比べるとかなり改善が見られた。
とはいってもちゃんとMCとチアのコミュニケーションがうまくいくようになったとか応援のリズムが分かりやすくなったとかそういう基本的なことなんだけど、それでも改善されたことは間違いない。
アリーナの熱気もだいぶ高まってきたように感じられた。
一部若干熱くなりすぎてる人もいるような気がしないでもないが、周りに迷惑をかけない限りは熱中すること自体は悪いことではないし…。
観客数も2000人に足りない程度だが、B2でまだ歴史が浅いことを考えればよく頑張っている方だ。アクセスも良くはないしね。
また応援グッズとして深谷ネギを模したメガホンも導入、結構定着しているようだ。
考えてみるとアルファーズは越谷、春日部、深谷と埼玉のスポーツ空白地帯をうまく拾っているんだなあ。
さいたまの名前を付けレッズのいる浦和に殴りこんでいる老舗バスケチームに比べると、はっきり言って雲泥の差をつけてしまったと言える。
【グルメ】★★★☆☆
アリーナ入り口付近にちょっとしたグルメコーナーや子供の遊べるコーナーなどがある。
揚げパンやチュロス、ポップコーンなどちょっとした小腹を満たすのによさそうなグルメが多め。
サブアリーナと考えればこれでちょうどいいのかも。
春日部駅のホームには珍しい立ち食いラーメンがある。こちらも小腹が空いたときにちょうどいい。
最近は立ち食いそばも減ってきたし、末永く残ってほしいお店だ。
【街との一体感】★★☆☆☆
春日部駅にはアルファーズのポスターがぽつんと一枚貼ってあった。
春日部はホームタウンではないとはいえ、なんとか最低限のことはしようという意思は感じられる。
このままじわじわファンを拡大出来たら理想的。何しろ埼玉はバスケ空白地帯だから…。
【番外編(本編)】春日部とクレヨンしんちゃん
しんちゃんとアクション仮面。
かすかべ防衛隊(あいちゃんは違う)。
広告にもかすかべ防衛隊。
春日部のインフォメーションセンターにもしんちゃん。
クレヨンしんちゃん以外で春日部に観光に来る人は相当のもの好きだろうけど…。
サトーココノカドー。中は大体普通のイトーヨーカドー。
それでも本屋さんにはクレヨンしんちゃんコーナーがあるなど、ところどころサトーココノカドー要素がある。
クレヨンしんちゃん放映25周年を記念したサトーココノカドーの看板。
クレヨンしんちゃんのゲーセンなんかもある。
勢い余ってサトーココノカドーのボックスを購入。おかたししなくちゃ…
【満足度】★★★★☆
もはやバスケを見に行ったんだかしんちゃんを見に行ったんだか分からないが、とにかく楽しい一日を過ごせた。
春日部は地味な街ではあるが、スーパー銭湯もいくつかあるしちょいとしたお出かけをするくらいなら十分楽しめる。
ゆくゆくはしんちゃんとアルファーズのコラボなんてのも見てみたいゾ…?
索引を作りました!
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