注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
アリーナ立川立飛は、2017年開場、東京都立川市にある立川ダイスのホームアリーナ。
これまではアルバルク東京が暫定的なホームとして使用しており、この時Bリーグ2連覇も果たした縁起のよいアリーナであった。
しかしアルバルク東京は代々木第一体育館へ引っ越し。
そんな空き家となったアリーナ立川立飛をホームにしたのが、今回の立川ダイスである。
立川ダイスは元々3×3バスケのチームとして2016年より活動していたが、2021年より5人制バスケも行うことになった。
ダイスというチーム名には「賽は投げられた」のようにどんな強敵にも不退転の覚悟で臨むという意味が込められている。
何事も運任せにするとかそういう意味ではないらしい。
立川ダイスのBリーグ初年度となる2022-23シーズンは16チーム中14位。まだまだこれからのチームだ。
アルバルク東京の穴を埋めるのは大変なことだと思うが、賽を投げてしまったからには不退転の覚悟で頑張ってほしいところだ。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄りは多摩都市モノレールの立飛駅。
株式会社立飛ホールディングスの施設が周りにあることに由来する駅で、アリーナと反対側にはららぽーと立川立飛もある。
ちなみに立飛の名前は立川飛行機に由来する。文字通り立川を牛耳る企業である。
最寄から★★★★★
立飛駅からは徒歩1~2分。ほぼ駅直結の近さ。
帰りも席を立ってから5分くらいでホームについてしまう。
今回、時間があったので近くにある国営昭和記念公園を散策。
立川基地跡地を「緑の回復と人間性の向上」をテーマに作り替えたものである。
めちゃくちゃ秋を感じてきました。散歩にオススメ。
【観戦環境】★★★★☆
施設の概要については以前の記事もご参照ください。
試合自体は見やすいものの、どうしても手すりが視界の手前側に入ってくるのが気になるところ。
場所によっては手すりにかなり邪魔される。あまり手すりが近い席はオススメできないかも。
アリーナ自体がコンパクトなため、どこに座っても臨場感はそれなりにある。
アリーナ奥側には小さめのビジョンが1枚、そして席の真ん中にはチームの幕が置かれている。
もう少しお客さんが増えてきたら邪魔かも。
こちら側は入り口側。一階には座席がなく、客席からコートまでの距離感も少しありそう。
入り口から見たアリーナ全景。
コンパクトでちょうどいいサイズ感のアリーナという感じ。
そしてここには珍しいグッズの自販機がある。
試合がないときは他の場所に設置しているのかな?ららぽーととか立川駅とかに置いてあったら面白そうだけど。
得点はこちらの表示計で。かなり色がはっきりしていて見やすい。
コンコースはこんな感じ。とてもシンプル。
イベントブースなどは入り口付近に集約されている。
選手のボードなどはこちらに。
【雰囲気】★★★★☆
アルバルク東京時代にあった四面ビジョンはなく、光を使った演出もない。
MCさんやチアさんは頑張ってはいるものの、かなりシンプルになったなあ…という感想は否めない。
そりゃ、世界のトヨタ様と比べたら…。
しかしびっくりするのはそのお客さんの数。
その集客力は2シーズン目にしてB3ではトップクラス、B2でも中位に入るほど。
会場の盛り上がりも人数相応のものだった。
どうしてこんなことになっているのかは分からないが、要因としてはやっぱりアルバルク東京が立川のバスケファンを育てた…ということだろうか?
立川市民の週末の楽しみとして、ららぽーととバスケ観戦がすっかり根付いた、という可能性は十分考えられよう。
で、アルバルク東京がいなくなったところに立川ダイスがすっぽり収まった、と。
とはいえ漁夫の利だろうが何だろうが、お客さんを呼び込めているのは立川ダイスの実力だ。
そう考えてみると、お隣にあってほぼ同じような状況の八王子との集客力の違いにも納得できる。
そして今の立川ダイスには、アリーナ立川立飛の大きさがジャストサイズというのもまた強みになっている。
八王子もがんばってるんだけどね…。
【グルメ】★★★☆☆
アリーナ内にダイスキッチンがあり、今回は立川ドッグと地元のお店のお団子を購入。
うーん…立川ドッグはコンビニパンと大差ないかな…。お団子は結構おいしかった。
その隣になぜかいつもミスタードーナツが出ているので、そこで買うのが無難ではある。
立川はラーメン激戦区なので、そちらで食べていくのももちろんあり。
【街との一体感】★★☆☆☆
一応、立飛駅には立川ダイスののぼりが立っていた。
ららぽーとのフードコートには選手オススメメニューが出ている。
なるほど、ご飯はここで食べていってってことね…。
しかし相変わらずららぽーとではアルバルク東京の存在感が抜群だし、
なぜか東京ヴェルディも進出していた。
ららぽーとはいろんなスポーツチーム、そして売り出し中のアイドルなどの争奪戦になっている。
立川ダイスの生き残りは大変だ…。
【満足度】★★★★☆
いろいろ気苦労も見え隠れする立川ダイスだが、アルバルク東京の残した立川のバスケファンという強みは非常に大きな武器になりそうだ。
実はアルバルク東京、サンロッカーズに次ぐBリーグ東京の第三勢力は今後立川になるのではないだろうか。
それくらいのポテンシャルを秘めていると感じる。
はたして立川ダイスの行方は丁か半か…。
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