注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
つくばカピオアリーナは、1996年竣工、茨城県つくば市にあるアリーナ。
現在B1で活動している茨城ロボッツ、その現在のホームは水戸にあるアダストリアみとアリーナである。
しかしその生まれ故郷はどこかというと、同じ茨城県でも水戸ではなくつくばなのだ。
そもそものチーム名はつくばロボッツであったし、ロボッツというチーム名もつくばがロボットの街であることに由来している。
当初このつくばカピオアリーナをホームとしていたロボッツは、もちろんつくばの地に根付くことを考えており、つくば市内に建設予定の新アリーナへ移転する予定であった。
ところがこれが白紙撤回されてしまい、紆余曲折ののち現在の水戸をホームとすることになった、というわけである。
ロボッツの歴史の詳細については下記のみとアリーナの記事をご参照ください。
とはいえ、つくばはロボッツの生まれ故郷であるし、3シーズンほどはホームにしていた土地。水戸に移ったのもアリーナ事情があってのことで、ロボッツにとって大事な土地であることには違いない。
ということで、今回はそんなロボッツの故郷での一戦を観戦した。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆
最寄はつくばエクスプレスのつくば駅。
つくばはかつて陸の孤島と言われるほどアクセスの悪い地域であったが、つくばエクスプレスの開業で格段にアクセスが良くなった。
茨城の県庁所在地水戸からのアクセスの悪さは相変わらずだが…。
ちなみに、とある出口のすぐ横には回数券の自販機があって、それを使うと秋葉原まで最大240円安く行くことができる。半分グレーな気はするけど。
最寄から★★★★☆
つくば駅からは徒歩10分弱。まっすぐ行くだけなのでとても簡単。
ペデストリアンデッキを進むルートもあってそっちもオススメ。
【観戦環境】★★★★☆
中の様子はこんな感じ。決して大きいアリーナではないが、新しくてキレイ。
試合も特に問題なく見ることができる。
引きで見たところ。茨城ロボッツの大きな横断幕の存在感が非常に大きい。
入り口側から見て奥には、大きなビジョンが二枚設置されている。おそらくこの試合のために特別に設置されたものだろう。
水戸アリーナのものに比べると小さいが、それでも十分な大きさだ。
裏側はこんな感じになっていた。こんなの初めて見た…。
座席はキレイではあるが、シンプルでちと固い。ずっと座ってるとちょっと痛い。
入り口側のコンコース。コンコースは全体的に手狭感がある。
一方、アリーナ前には大きな広場がある。試合前後の空き時間をここでのんびり過ごすのも良さそうだ。
【雰囲気】★★★★★
観客数こそ少ないものの、アリーナが小さいおかげで一体感がある。
ロボッツのブースターも非常に応援の熱があり、メガホンの爆音がアリーナを駆け抜け、ダンスによってアリーナ全体が揺れ動く。
この一体感はBリーグトップクラスに熱い宇都宮や秋田で感じたそれと同じようなものであった。茨城の人が持つスポーツ熱のポテンシャルは、もしかしたら日本トップクラスなのかも。
試合前には水戸の時と同じく茨城県民歌が流れる。2回聞いたので私も覚え始めてきた。
そしてつくばでもロボッツの独特な試合演出は相変わらず。マスコットのロボスケがマスコット総選挙に向けた政見放送を行ったり…
映像で観客の手拍子を煽ったり…
チアがバランスを取って乗る乗り物(名称不明)に乗って登場したり。
演出が限られるであろうこのアリーナであっても新しいことを取り入れ、できる限り観客を飽きさせない姿勢は素晴らしい。
以上、ファンの質、演出内容とともに素晴らしく、非常に楽しい経験をすることができた。
これからBリーグにおいて茨城ロボッツの存在感はどんどん大きくなるのでは、そんな未来を予感させた。
【グルメ】★★★★★
グルメはアリーナ前にキッチンカーが4つほど。アリーナの大きさを考えれば十分。
そしてここで食べたつくば焼きそばを使ったオムそばが非常においしかった!
ちょっと焦げたソースのにおいが最高で、太めのもちもち麺が良く絡む。そこにふわふわのたまごがのって…。
今までに食べた焼きそばでもかなり上位に入るおいしさだった。またこれを食べに行きたいが、水戸では売っていないかな…。
【満足度】★★★★★
水戸から遠く離れたロボッツの故郷つくばでの試合は、ロボッツの魅力がたっぷり詰まった非常に楽しいものであった。
B1に昇格してまだそれほど時間は経っていないが、これから一気にBリーグをけん引するようなチームに成長する、そんな可能性も感じた。
生まれ故郷つくばから水戸へ受け継がれた茨城ロボッツの旅路は、まだまだ続いていく…。
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