注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
ヤマハスタジアムは、1978年開場、静岡県磐田市にあるジュビロ磐田の本拠地。ラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロの本拠地でもある。
ジュビロとエスパルスはライバル関係にあるが、Jリーグ参入時、かたや清水の官民総出で後押し、かたや浜松から追いやられて磐田に、という歴史があり、そのあたりでは対照的だ。
ライバルエスパルスのホームはこちら。
元々ジュビロは浜松に拠点を置くつもりだった。浜松にはヤマハのライバル企業であるスズキがいたが、ジュビロが浜松をホームタウンとする事に特段反対はしていなかった。
が、実現しなかった理由の一つは、浜松にスタジアムが作れなかった事、そしてもう一つは浜松市が冷淡であった事、とされている。
ただ上記の話には明確なソースが見つからなかったため、真偽は不明である。
ともかく、事実として残っているのは、ジュビロのホームタウンは未だに磐田市のみであり、浜松市が含まれていない事である(ただし主要株主に浜松ホトニクスが含まれており、浜松との縁が全く無いわけでは無い模様)。
そんなわけでエスパルスより遅れてJリーグに参入するが、90年代から00年初めにかけてリーグ戦カップ戦天皇杯合わせて5度の優勝、7度の準優勝を誇り、Jリーグ中心クラブの一つであった事は間違いない。
エスパルスとのライバル関係についてはこちらもどうぞ。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄はJR磐田駅。浜松から行っても掛川から行っても同じくらいの距離なので、新幹線から行く場合は好みの問題だろう。
ちなみに2020年からは御厨駅が開業、そちらが最寄駅になる。難しいけど「みくりや」と読みます。覚えて帰ってね。
最寄から★★☆☆☆
磐田駅からはバスで10分ほど。帰りのバス停の位置が分かりにくく、迷って乗り損ねるとだいぶロスになり時間がかかる。
なお御厨駅開業後は歩いて駅まで行ける距離になるので★3くらいになりそう(予想)。
当たり前だがすぐ近くには天下のヤマハもある。
今回の静岡旅行記はこちら。
【観戦環境】★★★★★
球技専用スタジアムであり、見易さはこの上ない。席はちょっとショボいけど狭くはないので、試合を見る上で不自由はない。角度も十分。
バックスタンドの日差しがきつい時はコンコースが日陰になるので休める。偶然だろうけどよく出来てる。
ただスタジアムが斜面に寄り添う形になっているため、バックスタンド以外は斜面を登り下りする必要があり、ちょっと大変。日頃の運動不足を解消しましょう。
【雰囲気】★★★★☆
想像していたよりもサポーターがいて声も出ており、得点時の歓声はバックスタンドの大きさもあってなかなか迫力があった。スタジアム自体がめちゃくちゃ大きいわけでもないので、その恩恵かもしれない。
スタジアム自体も小高い丘の上にあり、(よーく見れば)景色もいい。
【グルメ】★★★★☆
牛タンハンバーガーというのを頂いたのだが、肉がぺしゃんこに焼かれておりちょっと微妙だったかな…。とはいえ私が見る限りは他に目を引くようなものも見当たらなかった。
ただヤマハスタジアム名物メロンソーダはバツグンにうまい!メロンソーダって大体メロン感ないけどこれは本当にメロンの風味がする。浜松駅とかで売ってくれないかな。
【街との一体感】★★★☆☆
一応磐田駅にはジュビロくんのフィギュアがあったが、これ以外ジュビロ要素はあまり無く。磐田のチームというよりヤマハのチームというのを強く感じてしまう。
ヤマハ自体大企業だからそれでも成り立つのかもしれないけど、プロスポーツ好きとしてはちょっと寂しいかな…。なんとか浜松を巻き込めないもんかな。
【満足度】★★★★☆
スタジアム自体は本当に素晴らしいだけに、なんか色々惜しいなあという感じ。チームもJ2へ降格してしまったし、少し勢いを失ってしまった感がある。
ただガンバのレジェンド遠藤選手も加入してきて、この辺がいい転換期と思う。なんとかかつての栄光を取り戻したい。
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