注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
川崎競馬場は、1950年開場、神奈川県川崎市にある地方競馬の競馬場。神奈川県で唯一の競馬場であり、また大井競馬場と同時に開場した、歴史ある競馬場である。
多摩川を挟んで反対側にある大井競馬場はこちら。
その歴史は非常に長く、この地に最初に競馬場が出来たのは1906年にまで遡る。当初は板垣退助らが作った京浜競馬倶楽部によって競馬が開催されていた。
が、そのたった2年後の1908年、政府が法律で馬券の発売を禁止したため、競馬の開催が中止となってしまった。開催日数はたった15日だったという。板垣死せずとも川崎競馬場は死す…。
その後は川崎町長によって工場が誘致され、1939年には現東芝に譲渡されるが、太平洋戦争によって焼失、競馬場が再建され今に至る。東芝も結局川崎に色々施設を置いてるから、結果的に丸く収まったのかな?
現在では平日にナイター競馬が行われるほか、毎年1月の終わりには年始のダート最強場決定戦である川崎記念が行われるなど、オジサンたちの憩いの場となっている。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は京浜急行大師線港町駅。名前と違って隣には港ではなく多摩川があったりする。
京急川崎駅からは一駅だが、大師線に乗るには京急本線から階段を降りて乗り換える必要があり、少々面倒。
最寄から★★★★★
港町駅からは徒歩5分、非常に至近だ。
また京急川崎駅からは徒歩12分、JR川崎駅から徒歩15分なうえ、無料送迎バスも出ている。
【観戦環境】★★★☆☆
施設としては大井競馬場に似ているが、より狭くてコンパクトな感じ。それもそのはず、全国で最も敷地面積が小さい競馬場である。
ただ一部老朽化が進んでいるところもあり、あんまり近づきたくない箇所もある。もしかしたら今は改修されてキレイになってるかも?
ちなみに、ビジョンはかつてギネスブックに掲載されたことがあるほどの大きさである。現在でも東京競馬場のビジョンより大きく、国内最大である。
また、他の競馬場と違ってビジョンが向正面の奥にあり、3コーナーからゴールにかけてスタンドから見ることができるため、騎手の技量が全部見えてしまうらしい。騎手は大変である。
【雰囲気】★★★★☆
大井競馬場ではナイターを「トゥインクルレース」と呼ぶが、ここ川崎競馬場では「川崎スパーキングナイター」と呼んでいる。
やはり仕事帰りの人が多いが、なんとなく大井競馬場よりもスーツの人が少ないような気がする?
道を挟んで反対側には競輪場もあって、ギャンブル好きがより多く集まっているような気もする。
【グルメ】★★★★★
筆者は川崎競馬場名物の激辛焼きそばを頂いたが、食べれば食べるほどやみつきになる味で非常に美味しかった。しかもお値段が驚きの400円!
なんか色々間違えてないか心配になるが、なるほどこれは名物になるわけだ。
競馬場といえばB級グルメの宝庫であるが、川崎競馬場は特にバラエティに富んでおり優秀だ。今度競馬場グルメツアーをやりたいですわ。
【満足度】★★★★★
大井競馬場よりも少し古さが目立つかな?という印象だが、おそらく今は改修されてキレイになってるのではないかと思う。
特にグルメは非常にレベルが高く、全競技場の中でも最上位に入ってくるぐらいだ。
一時期金曜日に大井と川崎に隔週で行こうかなと思ったくらい。つい馬券買っちゃうからやめたけど…。また機会があれば是非行きたいと思う。
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