スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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川崎市とどろきアリーナ(改訂版第2版)~ここが我らのとどろきだ!~

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

【概要】

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川崎市とどろきアリーナは、1995年開場、神奈川県川崎市にある川崎ブレイブサンダースのホームアリーナ。

 

前回の記事では、ブレイブサンダースの東芝からDeNAへの変遷をテーマにした。

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それから2021年にはBリーグが開幕して初めてのタイトルとなる天皇杯を獲得。

2020‐21シーズンより川崎の精密機器メーカーミツトヨが胸スポンサーに付くなど、大きな変化もあった。

 

今回はDeNAに経営権が譲渡されてから5年、改めて川崎ブレイブサンダースの現状を見てみることとした。

あと、以前は混みすぎててまるで楽しめなかったアリーナグルメを食べまくりたい、という欲もありつつ…。

 

【アクセス】

最寄まで★★★★★

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最寄はJR、東急線の武蔵小杉駅。

アクセスの良さで近年にわかに注目を集めている(いた)街。最近は豪雨でインフラ面の弱点も浮き彫りになってしまった。

しかし人の多さは相変わらずだ。

 

最寄から★★★☆☆

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アリーナまでは徒歩25分ほど。路線バスも運行中。

また、なぜか抽選ではあるが無料のシャトルバスもある。無駄なお金は絶対出したくないんだな。

大した距離でもないので健康な人は歩きましょう。

 

【観戦環境】★★★★★

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最大収容人数は6,500人、Bリーグの中では上の下ぐらいの大きさかな?

その中で今回は一番後ろの席であったが、ちょうどいい感じの見やすさ。今のB1リーグの集客力を考えるとこれくらいがジャストサイズな感じがある。

これが小さく感じるほどになればBリーグも一皮むけそうだ。

 

しかしこんないい感じのアリーナがたまたま川崎にあったってすごいラッキーだなあ。横浜にもないのに…。

おかげで横浜はプールでバスケをやることに。

sportskansen.hatenablog.jp

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上の方はちと暗い。同じくらいの規模の北海きたえーるもこんな感じだったことを思い出す。

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また以前は通路が狭いせいで帰り際2階席が大変混雑したのだが、今回は帰りだけ臨時の出口を作ってくれたので混雑はだいぶ緩和された。

これまたちょうどいいところに出口があるとかすごいラッキーだなあ。

 

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入り口から見たアリーナ全景。座席も含めて一面同色に染まっていていい感じ。

こういうの何色っていうんだろ?朱色?

色の表現力をつけたい。

 

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コンコースは特別狭いわけではないが、イベントブースグッズ・グルメショップが詰め込まれていて手狭に感じる。

それだけやりたいことがいっぱいあるんだからよいことだ。スカスカだと寂しいんよ。

 

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入り口入ると選手の顔が並んでいる。

なんか篠山竜青近くね?ニックが小さく見えよる。

 

【雰囲気】★★★★★

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今回感じたのは、「演出が以前よりシンプルになった」ということ。

言葉で説明するのは難しいし、写真で伝えるのはなおさら難しいんだけど、一見さんでも簡単にアリーナの雰囲気に入っていけるようになっているし、とってもわかりやすくなった。

 

簡略化した、というより、無駄をそぎ落としてより洗練された、というイメージ。個人的には非常に格好良くなったと感じる。

千葉ジェッツが足し算の美学なら、川崎ブレイブサンダースは引き算の美学といったところか。算数ではないのでどちらも正しい。

sportskansen.hatenablog.jp

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味方のフリースロー時には鼓舞するクラップ、相手のフリースロー時には邪魔するクラップと、会場に自然とクラップさせる雰囲気作りが実にうまい。

 

基本的に応援は「してもらう」「させる」のではなく、「自然としてしまう」ようにもっていくのが理想形だ。

今の川崎ブレイブサンダースの会場の雰囲気作りはBリーグの教科書にしていいくらいよくできてる。

 

相手はBリーグトップクラスの一体感を誇る宇都宮ブレックスだったが、その応援すらかき消すほどの一体感だった。

川崎スゲーな。

 

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その甲斐あってか、川崎が10点差をひっくり返し逆転勝利を収めた。

この会場の雰囲気が勝利に一役買ったことは間違いない。

 

【グルメ】★★★★★

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外にはキッチンカーがいくつか並んでおり、そのうちの一つローストビーフ丼。うまい。

 

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この日は特別に、スポンサーであるミツトヨの食堂が出ていた。

測量機器メーカーであるミツトヨの食堂が何なのかよく分からないが、社食とかそういうこと?

こんなおいしいスープが食べられるなんて転職したいよ。うちの社食はブツブツ…

 

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ワイ「ええっと金のから揚げ一つ」

お店の人「ミックスも出来ますよ」

ワイ「ミックスは…2つまでですか?」

お店の人「いや、3種類全部行けますよ(やべっ勢いで言っちゃった)」

ワイ「えっ…じゃ全部で」

お店の人「えっ…あっはい(マジかよ…)」

 

こうして恥ずかしさと引き換えに3種類の味すべて入ったからあげをゲットした。

でも全ミックス結構売れると思うよ。うん。

 

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更にはお土産として名物タンメンチサンドロウルのカステラ焼きを購入。

この箱のかわいさだけで勝利なんよ。

 

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タンメンチの方は味で勝負してる感じ。うまい!カステラ焼きもかわいい。

ロウルおまんじゅうを買い忘れたのが少し後悔。川崎のお菓子屋さんが作ってるらしい。

質、バラエティの豊富さ、そして見た目の良さがBリーグのグルメでも突出している。DeNAのあざといとこでてるわー(笑)

 

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試供品でヤクルト1000をもらった。品切れ続出のヤクルト1000とは大盤振る舞い!

安眠できるとの噂だったが、ガチで試合前眠気が襲ってきた。いや、ただ眠かっただけかもしれない…。

 

【街との一体感】★★★★☆

この項目については以前の記事もご参考に。

sportskansen.hatenablog.jp

 

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武蔵小杉駅前にはマスコットのロウルの旗が並ぶ。

 

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こんなところにもロウル。隙あらばロウルで埋めてやろうという生命力の高さを感じる。

 

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駅前の案内ボードにも随所にブレイブサンダース。

 

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ガード下の一角には、子供たちがバスケを自由に遊べる施設が設置されていた。

マンガやプログラミングでゲームできるパソコンもあったりするらしく、子供たちの遊び場兼学び場になっているらしい。

ここまで地域貢献やってるのえらい。

 

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他にもブレイブサンダース自販機があったり、

 

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会場前にはのぼりが並んでいたり。

ちょうどお隣にある川崎フロンターレとも手を取り合って、すっかり川崎という街になじんできているようだ。

 

【満足度】★★★★★

DeNAが運営するようになってからとどろきアリーナがどのように変化してきたかを見にいった形だが、間違いなくいい方向に向かっていると感じる。

 

そしてアリーナ演出での進化はもちろんのこと、会場の熱気もどんどん高まっているようだ。

観客も思わずこの熱に巻き込まれているということだろう。ここが我らのホームだ!感もどんどん強まっている。

この熱がいつかBリーグの頂点に届くその日まで、ブレイブサンダース戦いの日々は続く。

 

 

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